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【データで語るNBA】RPM的シーズン総括 2017-2018シーズン版

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  • 最近、この「データで語るNBAシリーズ」を書いている中で、「RPMってチームの順位と相関性があるんだろうか?」ということが気になりました。そこで、今回は、チームのRPMと順位の相関性を見ながら、2017-2018シーズンを振り返ってみたいと思います。

    前提条件

    チーム全体のRPMを出すために以下の選手を抽出します。

    • レギュラーシーズンで41試合以上の出場かつ平均10分以上出場している選手
    • シーズン途中で移籍した選手は、シーズン終了時の所属チームとする

    そして、抽出した選手のORPMとDRPMの合計を算出します。

    最後にRPMを出してRPM順に並べ替えたときに、シーズンの順位と差が出るのかを見てみます。

    RPM的ウエスタンカンファレンスシーズン順位

    1位と2位はシーズン順位通り、ヒューストン・ロケッツ、ゴールデンステイト・ウォーリアーズとなりました。というか、この2チームは突出しています。特に、ロケッツ!オフェンスもディフェンスも相手チームを全く寄せ付けない数値です。そりゃ強いわけだ。ウォーリアーズは、オフェンスのイメージが強いチームですが、実はディフェンスで相手より優位に立つチームなんですね。

    3位には、意外にもユタ・ジャズがランクイン。何よりもDRPMの数値が素晴らしいです。DRPM12.79はリーグNo.1の数値です。しかし、オフェンス力に欠けるチームですので、思うような勝ち星を積み上げられなくシーズンは5位となっています。

    逆にシーズン3位のポートランド・トレイルブレイザーズは8位にランクされました。RPMは0.07とギリギリプラスですが、なぜシーズンで3位になれたのか不思議です。シーズン4位のオクラホマシティ・サンダーもチームRPMでは11位と、プレーオフ圏外です。これで何故4位に!?シーズン13位のダラス・マーベリックスよりも下位なんですよ!?

    シーズン下位チームは、まぁ想像通りの順位ですね。フェニックス・サンズは、オフェンスもディフェンスも全く活路が見いだせないという状況です。数年前のシクサーズを見ているようです。サクラメント・キングスも同じく、チームの大改革を行わなければ、上位進出は不可能そうです。

    ミネソタ・ティンバーウルブズとデンバー・ナゲッツは、来シーズンが楽しみな4位、5位という好位置につけています。特に2チームともORPMの数値が素晴らしく、ナゲッツに至ってはあのロケッツをも上回っています。どちらもディフェンスに課題を抱えており、ゲームの終盤に勝ちきれない展開が多かったイメージですので、DRPMの数値が改善されれば、ロケッツ、ウォーリアーズと互角に戦えるチームになりそう。

    われらがロサンゼルス・クリッパーズは、地味にやばいです。どちらの数字も悪すぎないので、改善ポイントが見つけづらい。ということは、プレイヤーに問題があるわけではなく、コーチ陣に問題があるように思います。そろそろドック・リバース解任というカードを切ってもよさそうですね。

    RPM的イースタンカンファレンスシーズン順位

    イースタンカンファレンスも、シーズン1位のトロントラプターズは、チームRPMでも1位となりました。近年はシーズンの成績が安定してよく、ORPMもDRPMもかなり良い数値です。しかし、プレーオフで勝てない・・・となると、課題はディフェンスでしょう。相手エースを抑えきるストッパーとチームでのディフェンス力のさらなる強化が必要でしょう。

    ドラフト戦略が大当たりしたフィラデルフィア・セブンティシクサーズは、チームRPMでも2位と、すこぶる好調なチームです。特に、ディフェンスが素晴らしく、J・エンビートを中心としたインサイドは脅威です。さらに、来シーズンは、B・シモンズがさらなる活躍をしそうですから、オフェンスでも優位に立てるようになるのではないでしょうか。

    シーズン2位のボストン・セルティックスは、チームRPMは7位と奮いません。特に、オフェンスでの優位性がなく、K・アービングが加入したにもかかわらずこの数値です。逆にDRPMの数値は素晴らしく、ディフェンスで勝ち切れることが、好成績の要因でしょうか。

    シーズン4位のクリーブランド・キャバリアーズは、チームRPMも4位となりました。今シーズンの不安定なシーズンの要因は、DRPMの数値が表しているように思います。チームメンバーがコロコロ変わったのも要因としてあげられると思いますが、そんな状況でもL・ジェームスさえいればチームは強いんですから、キングレブロンの傑出度はすごいですね。

    まとめ

    ウエストもイーストも、シーズン順位とのずれはあるものの、上位と下位のチームは顔触れが変わらずという結果となりました。ある程度RPMという数値も信頼できるデータといえるのではないでしょうか。

    その中でチームの戦術―――例えばディフェンス重視やオフェンスで攻め続けるのような、によって数値と順位とのずれが生じてきますね。ジャズなんかは、ディフェンスで相手を圧倒しているので、オフェンスで相手を圧倒する必要がないんです。最低1点でもリードし続ければいいわけですからね。

    そう考えると、ロケッツとウォーリアーズの2チームは、NBAの中でも異質の存在ですね。オフェンスでもディフェンスでも相手を圧倒しているのですから。ウォーリアーズに関しては、スティーブ・カーが時間をかけてチームを作り上げてきていたので納得です。ロケッツが、まさかここまでとは・・・しかもヘッドコーチはあのマイク・ダントーニですよ。サンズ時代にランアンドガンスタイルで一世を風靡したダントーニ。C・ポールという稀代のフロアリーダーを獲得して、ディフェンスもここまでよくするなんて思いませんでしたよ。

     

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